日米グリーンバンド協会
保護者会長(研修当時)
研修全日程同行保護者 鈴木敬子
【アメリカ遠征を終えて】
アメリカでの17日間は子供達にとって毎日が感動の連続でした。ハードなスケジュールではありましたが、グリーンバンド協会の皆様や現地関係者の方々のお力添えと先生方のご指導のお陰で子供達全員が大きく成長して帰国することができました。
子供達を迎えてくれたのは、澄み渡る青空とさわやかな風と現地関係者の笑顔でした。アメリカで出逢った方々は子供達を暖かく受け入れてくださり、困った時は家族の様に接してくださり、子供達は本当に安心して毎日を過ごすことができました。
ディズニーエリアで子供達は観衆からの盛大な声援を受け、観客と空間を創り上げていくことや全身で演奏する喜びを学んだと思います。演奏を重ねる度に演奏力をどんどん上達させていく子供達の姿に、私はとても感動をいたしました。
ホームステイエリアでの経験は子供達にとって、素晴らしい財産となったと思います。ホストファミリーの方々は子供達をご自身のお子さんのように接してくださり、演奏本番では親以上に熱い声援を子供達に贈ってくださいました。交流校との合同演奏は国境や人種を越え、楽器を奏でることでお互いに共鳴し合い、観客を巻き込み会場を夢の国にしてしまいました。その感動は私たちの素晴らしい思い出として深く心に残りました。
学力低下が言われる昨今、教育論が激化される今日この頃ですが、アメリカでの17日間は教育の本筋と言うべき『人間力』を養うことのできるプログラムであったと確信致します。『人間力』の基である『自ら考え・判断し・行動すること」が経験でき、自分の置かれている状況を理解し、他を思いやる心を育むことができたと思います。子供達がこの貴重な学びを基礎に、自分の置かれた環境の中で、一番快適な暮らし方を自分で考え判断できる能力をますます養ってほしいと思います。
最後になりましたが、子供達にアメリカ遠征の機会を授けてくださいました平松先生、熊谷様、横山先生、グリーンバンド協会の皆様、橘高等学校の先生方、そしてアメリカで出逢った全ての人々に心より感謝を申し上げます。
【Green Band Concert ビデオを拝見させて頂いて一言】
娘が大学生活を送り出した今、改めてこのビデオを拝見させていただき、“後にも先にも二度とない「高校生最後の最高の瞬間」を満喫したアメリカ遠征”が画面からにじみ出ており、ここに参加できた喜びは本人たちにとって本当に一生ものであることを強く感じました。
『緊張の中で参加したディズニーパレード』・『年が明けて、観客の皆様に大いに盛り上げられ、のりに乗って最高の音楽を奏でた演奏』・『小学生を対象に明らかにこのアメリカで成長した姿を見せたファイナル演奏』吹奏楽部での3年間の全てが、この2週間で自分たちにとっての青春そのものとしてしっかりと心に刻まれたということを、心から感じることができました。
改めまして、グリーンバンド協会の皆様、吹奏楽部、田中先生や横山先生をはじめとした先生方、保護者の皆様、そして高校3年間を共に送った生徒の皆様、心から感謝の意を込めて「ありがとうございました。」